1.はじまりは約四半世紀前
レジスタントスターチの研究者である林原克明とアメリカのでん粉研究の第一人者が出会ったのは約四半世紀前。そこから「高純度バナナでんぷん抽出」の研究の第一歩がはじまりました。
2.バナナ農園の未利用バナナ
アジア、中南米を中心とした赤道からほど近いバナナベルトに集中しているバナナ農園。
日本を含む消費国の事業者が求めるのは大きくて傷のない綺麗なバナナばかり。
サイズや小さな傷などの問題で流通されない規格外のバナナの有効利用は、地球環境へ優しいだけでなく、現地の農園で働いている人たちの収入改善の視点からも切望される取り組みとなります。
3.グリーンバナナとレジスタントスターチ
自然界の様々な食材に少しづつ内包されているレジスタントスターチ。
なかでも黄色に熟す前のグリーンバナナには豊富に含有されているため、様々なバナナ由来の商品が市場にでてきはじめています。ただグリーンバナナ独特の匂い、味などの課題が立ちはだかります。
4.高純度バナナでんぷんの抽出技術の完成
研究者である林原は、国内の実験室、海外のバナナ産地を問わず、度重なる研究を重ね、ついに世界初の独自抽出技術で、前述の課題を解決し、無味無臭の白色粉末の高純度レジスタントスターチの抽出に成功し商品化を実現しました。